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コロナ第3波?感染対策を学ぶ

寒くなり始めて換気対策が難しくなり、流行の再拡大がはじまりました

目次

1.新型コロナウイルスの第3波襲来か?

11月に入り再び増加傾向に転じているコロナ感染者数、連日新規陽性者数が1000人を超えるなど最大限の警戒が必要となっています。

特に北海道や大阪、愛知などで顕著な上昇傾向がみられ、寒くなり始めて換気対策が難しくなる中で、
個々のコロナ感染予防に対する意識向上が不可欠になって来ています。

国内における感染者数の増加、世界的にもパンデミックな傾向を踏まえた、
コロナ対策専門家や感染症学の専門医などの危機感ある情報発信が相次いで出てきました。

政府の新型コロナウイルス対策分科会も、
最近の感染状況について適切な対策を取らなければ「急速な感染拡大に至る可能性が高い」という認識を示す緊急提言を出しました。

寒くなり始めて換気対策が難しくなり、流行の再拡大がはじまり、
一人一人が意識を高めコロナ感染予防に対する寒さにおける対策も学び実施することで、
コロナ禍での経済社会活動を止めることなく回し続けて、コロナウイルスに打ち勝つて行きましょう。

2.冬になると感染者はなぜ増える?

その理由は
① 3密になりやすくなる
・暖かいところに人が集まりやすくなる 「密集」・「密接」がおきる。
・寒いから換気しなくなる 「密閉」がおきる。

② ウイルスが長生きになる
・気温 22度  ウイルスの感染力は 7日とすると、
・気温 4度  ウイルスの感染力は14日以上になることも、
 気温が下がれば ウイルスの感染力を保つ期間が長くなる。

③ ウイルスが拡散しやすくなる
・乾燥でウイルスを包む水分が蒸発して軽くなる為、拡散しやすくなる。
・湿度が高いとウイルスは水分の幕に覆われたような状態で重くなり、飛散しにくくなる。

④ ウイルスが体に入りやすくなる
・寒くなると乾燥状態になりやすく、粘膜の免疫力が低下する。


対策として
① 換気をこまめにする
・1時間に5~10分窓を開ける
・冬場は15~30分で5分程度と短い時間時間でも工夫する。
・換気で寒いときは、部屋着を重ねたり、ダウンなども効果的。
・家に「24時間換気システム」が設置されていたら、2時間で部屋全体の空気は入れ替えられます。
 換気口が閉まっていないか確認しておく。

② マスクの着用
・ウイルスの侵入や、飛沫の飛散防止だけではなく、口や鼻を覆うマスクは乾燥防止にもつながり効果的。
・乾燥状態は体の機能を衰えさせて、外敵からの侵入に弱くなる。
・湿度を保つ工夫や、水分補給なども心掛けると良いと言われています。

③ 3密の回避
・ソーシャルディスタンスの徹底。

北海道で感染が広がるなど、寒い気候が感染の広がりに関係するという要素はあるが、
それ以上に、それぞれの人の行動を変えることが感染拡大を防ぐために重要になってくる。

3.新型コロナウイルス対策分科会の危機感

昨日(11月9日)、政府の新型コロナウイルス対策分科会も、
最近の感染状況について適切な対策を取らなければ「急速な感染拡大に至る可能性が高い」という認識を示す
緊急提言を出して防止策の徹底を訴えています。

経済活動と感染対策の両輪をまわす上では、
国や自治体・職場、そして各個人が活動における対策の必要性を再認識し「一丸となって対策を進めていく必要がある」としています。

具体策として、5つの対策を上げています。

・「今までよりも踏み込んだクラスター対応」
・「対話のある情報発信」
・「店舗や職場などでの感染防止策の確実な実践」
・「国際的な人の往来の再開に伴う取り組みの強化」
・「感染対策検証のための遺伝子解析の推進」
としています。

どれも必要急務な対策です。

4.攻撃の矢面「夜の街」

政府対策分科会は、「踏み込んだクラスター対策」について、

① 「閉じにくいクラスター」への対策
接待を伴う飲食店など、感染者が不特定多数に接触し濃厚接触が特定しにくいケース。
・行政が地域と信頼関係を築く、
・早期にPCR検査など実施できる医療体制を整える、と訴えて

・感染リスクが高まる場面や会食時にリスクを下げる工夫を、若い世代などにも興味が持てるようにSNSなどを活用し情報発信する。
・飲食店などで感染を防ぐために、業種別ガイドラインをさらに徹底する。
としています。

特に冬場、換気が難しくなる寒冷地の感染対策として、飲食店などで二酸化炭素の濃度をモニターする。

どれも、国と行政は必要な対策援助や資金支援を通じて、経営者と利用者は協力して対策実行意識を高めて、
実施対策のトライ&エラーで実行効果を反復で高めていくことが急務であると思います。

しかし
なかなか不満や文句・愚痴は直ぐに「出る・出来る」のですが、
実行・効果は直ぐに「出来ない・出ない」のが現実です。

5.コロナにも必死に戦う大学生

政府対策分科会は、「踏み込んだクラスター対策」について、

② 「見つけにくいクラスター」への対策、
一部の外国人コミュニティーや軽症者の多い大学生の課外活動。
・大使館や支援団体と協力してやさしい日本語や言語による情報の発信や相談体制を作る
・大学など健康管理センターを通じて啓発や情報共有を進める。

大学生生活の目的でもある部活動でクラスターの発生を抑えるのは、
現状対策下では非常に酷で厳しいのではないかと思います。

若者は無症状者・軽症者が多いと言われる上に、更に体育会系で日夜わが身を鍛え、
健康管理の観点から食事栄養管理などもしている猛者達です。

特に、この秋シーズンは各部活動も1年間の集大成の大事な時期を迎え、
彼らも掛からないように普段以上に注意し予防対策も実施しています。

一般に大学生と聞くと、ちゃらちゃらして予防意識が低いとか思われていることが多いのですが、
ここ最近派生している大学課外活動のクラスター事例からは、その部類に属する学生ではないようです。

コロナ感染で、この1年間、もしくはこれまで必死に取り組んだ何年間を終わらせたく無い想いは、
誰よりも人一倍に強いはずです。
彼らのその活動は学生生活に命を懸けて取り組んでいるといっても過言ではないと考えると、
コロナ感染を回避して無事に満足いく活動が出来ることを願っています。

6.まとめ

踏み込んだクラスター対策に向けた双方向の情報発信や共有、店舗・職場での対策の実践の他に、
・国際的な人の往来が徐々に再開される中で、水際対策の強化や、
・年末年始の休暇を分散すること、
・少人数で分散する形の旅行を推進すること、
・保健所の機能や医療提供体制の強化などを求めています。

尾身茂会長は「新型コロナウイルスの特徴で、感染の広がりがある一定のレベルを超えると、急激に感染拡大する。
そうした事態になって、医療現場への負荷が大きくならないよう、なるべく早く感染を減少に向かわせる必要があり、
感染の段階・フェーズは全体的に変わりつつある」という認識のもとで、今回の緊急提言を出している。

政府・行政がそれぞれの制度活用や支援を積極的に展開した職務を実践し、国民一人一人が意識し行動することで、
新型コロナウイルスに打ち勝ち平穏な日常を取り戻して行きたいと願います。

では、また。

参考資料:政府の新型コロナウイルス分科会の緊急提言 より
     NHK特設サイト 新型コロナウイルス より

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