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セカンドキャリアを活かす

セカンドキャリアを活かしたあなたらしい選択肢を見つけてみましょう。

目次

1.セカンドキャリアを目指す

セカンドキャリアを考え意識しても、キャリアチェンジを考えている方はまだまだ非常に少ないのが現実のようです。
現状のミドル・シニア層の心のうちを覗くことで、現状を維持して継続を求める働き方と、
新たな働き方や現状の会社組織から離れた働き方を求める方法と、
全体像を知ってあなた自身のセカンドキャリアに活かしてください。

2.ミドル・シニア層の心のうち

あなたは何歳まで働きたいですか?
その理由は?    
・・・・・・皆さんはどう答えますか?

全国の 45 歳~69 歳の1,000 名に聞いた「日本労働組合総連合会」がまとめたアンケート結果があります。

Q.あなたは何歳まで働きたいか?   A. 平均は、67.4歳 でした。
 
働きたいと思う理由は、老後への備えに関する理由が中心となりますが、
一方で働くことへの不安は、健康面や体力面の衰えなど高齢者なりの理由が上位になっています。

歳を重ねていくと働きたいと思う気持ちも徐々に伸びており、
「健康を維持するため」や「勤務先から継続して働くことを望まれているから」など
年齢が上がるほど高い傾向がみられるようです。
働くことでの生きがいを感じ、健康面や体力面の不安も軽減されることでいい効果となっているようです。

全国の 45 歳~69 歳の1,000 名に「何歳まで働きたいか」アンケートの結果は 平均67.4歳となりました。
内訳は、
・45歳~59歳集計    66.0歳、
・60歳以上       67.8歳、
・65歳以上       71.1歳

60 歳以降も働きたいと思う理由は、上位から
① 「生活の 糧を得るため」         77.0%
② 「健康を維持するため」         46.2%
③ 「生活の質を高めるため」         33.9%
④ 「働くことに生きがいを感じているため」 28.8%
⑤ 「仕事を辞めてもやることがないから」  24.9%

参考; 日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」より

2013年4月施行、国が企業に対して「原則、希望者全員を65歳まで雇用すること」を義務付けた
「改正高年齢者雇用安定法」により、
2018年6月時点で、65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施している企業は99.8%となり、
高年齢者が定年後も働き続ける環境は整いました。

また、長寿化による「人生100年」が叫ばれる中、老後生活の不安や2000万円問題など生活していくための資金面の課題も多く、
「仕事を続けたい」「仕事を続けなければ」と徐々にミドル・シニアに浸透しているようです。

3.定年退職後のセカンドキャリア 「再雇用の道」

現在の会社・関連会社など、同種同業などでの再雇用の道

これまでの仕事や会社・職場などで再雇用や関連会社でキャリアを活かして雇用の道がある方は、
これまでの技術やノウハウなどのスキルを引き継ぐことで、キャリアをフルに活かして心機一転の活躍を期待しています。

ただし、これまでの職責や功績にあぐらをかいて、
上から目線で先輩ずらした偉そうな態度で仕事を続けることは絶対にやめましょう(笑)
あなたの職責や功績は、周りの皆さんは理解しています。

これからは新たな仕事場でいかにコミュニケーションをとって、
周りにうまく溶け込みあなたの存在を貴重に感じて頂けるか重要になります。

これから会社側が求める思想は、再雇用などの制度を利用しセカンドキャリアに進むことは、
天下り的な既得権行使で居座る事ではなく、キャリアを活かした活躍を通して職場にいい空気をもたらし、
生産性の向上に寄与してほしいとの願いがあります。

キャリアを活かして人生を豊かにする目的で、ワーク・ライフバランスを意識することで、
気持ちに余裕が生まれ仕事を通してあなたの存在自体が会社貢献になることを願っています。

4.定年退職後のセカンドキャリア 「起業の道」

現在の仕事や会社から離れ、新たな仕事にチャレンジする方

起業開始時を年齢別にみると、29歳以下が最も多く27.5%、年齢が上がるにつれて起業家は減少し、
60歳代は11.0%と10人に1人と比率的に少なくなっています。

これは起業家および起業に関心を持っている方は、相対的に若い世代が多く、
働き方の多様化や、IT情報社会の躍進により若い世代の起業チャンスが拡大していること、
起業にむけた準備支援も増えていることがあげられます。

一方で、高齢になってから起業に伴うリスクを負うことは避ける傾向があることも事実です。

全体(全国の18歳から69歳までの男女)によるアンケートで、
・起業家は全体の1.9% (内男性2.7%女性1.1%)しかいません。
・起業に関心がある方16.0%
・起業に関心がない方は、全体の55.2%います。

起業時の開業資金に関するアンケート
・起業の開業資金は、100万円未満 36.3%
・開業費用はかからなかった    21.9% 
全体の5割以上の方が、開業費用は少額レベルでスタートしています。

近年はフリーランスや副業を認める企業・会社が増えることによる働き方の多様性で、
収入の多い少ないにこだわらない、自分の好きなことを自分でやるという「ゆるやかな起業家」が増加している。

“ゆるやかな起業家とは、
①仕事の収入の多い少ないにこだわらず、
②仕事の目的とし て「自分の好きなことを自分でやること」を重視する開業者を「ゆるやかな起業家」とする。”
「起業と起業意識に関する調査(特別調査)」結果から

ゆるやかな起業家は60歳代29.1%と他の年代と比べても10%程度多い、
退職金や公的年金の受け取りなどにより、生活費程度の資金はあるが、
もう少し稼ぎたい方が働く手段として、シニアに最適な選択肢として「ゆるやかな起業家」が増加することが予測される。

特にシニア世代が退職後に、これまでの経験値や人脈を生かした働き方として、
自分の好きなことが出来ることで、やりがいを持ちワークライフバランスにも効果的に左右すると考えれば、
ゆるやかな起業家が増えることで、100年時代を生き抜く手段として注目していきたい。

起業家開始年齢(%)
        29歳以下 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代
起業家        27.5  25.7   23.3   12.6   11.0
ゆるやかな起業家   17.5   20.4   13.6   19.4   29.1

日本政策金融公庫 2018年「起業と起業意識に関する調査」より

フリーランスや勤務しながらの開業など起業のかたちの多様化に伴い、開業の目的として、
収入の増加や家計の維持よりも、自己実現を 図ること自体を重視する起業も増えることが予想される。

あなた自身もセカンドキャリアでの起業を目指して見てはどうですか、
「自分の好きなことを自分ペースで仕事をする」ことで、人生にプラスを・・・

では、また。

参考資料; 日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」より
      日本政策金融公庫「起業と起業意識に関する調査(特別調査)」結果から より

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